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■買取・下取り状態をまず記録します。
■傷や凹みがある場合はエンジンより先に板金塗装に出し、仕上げます。
■外装部・タイヤ・ゴム類を交換して展示します。エンジン/足回りはご成約後に分解整備します。
新鮮な状態でお渡ししたいから、そうしています。
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■整備内容は車両の状態により異なりますが、今回ご案内する車両は走行距離が伸びているのでフルレストアに近い状態の整備になりました。
■まずはハンドル周りの配線からスタート。
■ハンドル側からすべてのスイッチ類を抜き、配線の状態を確認します。
断線・被服の破れなどがあった場合は修理・交換を行います。また、配線コネクターの端子不良があれば交換します。
■綺麗になったスイッチ類を元に戻し、テスターで再確認します。フレームからの配線端子が不良の場合は端子交換します |
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■ハンドルボディーに付属されているツイストパイプ/カム/ワイヤー類を外します。
■ボディー本体は古いグリスやホコリなどで汚れています。
■洗浄剤を使って綺麗に洗います。
■パイプなどは研磨してスムーズに動くようにして、新しいグリスを塗って組み上げます。 |
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■ハンドル/油圧ブレーキシステム/フロントフォークを外します。
■フレームに圧入されている上下のベアリング・レースを外し、ベアリング/レース等を新しい部品に交換します。
■フォークを組み上げ、ハンドルを取り付ける際、フレームからの配線を点検します。
■被服の破れなどがある場合、束ねられている配線をばらし、被服を補修します。
■もちろん、被服は住友製(スミチュー)を使います。
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■フロント足回りの整備です。
■ホイール/ハブ/ディスクブレーキを外します。ベアリングにガタがある場合交換します。
■ホイール/ハブ周りのグリス交換をします。ディスクローターが限界値にある場合はローター交換します。
■ブレーキキャリパーを整備します。
■メーターギヤーが減っている場合、新しい部品に交換します。
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■ブレーキパットをMALOSSI社製に交換し、ブレーキ・フルードをブレンボに交換します。
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■今回はフロント・サスを新しい物に交換しました。
■お客様が、ツーリングに行かれるとの事だったので、ノーマルより少し硬めを選びました。 |
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■ブレーキ周りを組んだ後、ブレーキのタッチが少しフカフカしていたので、ブレーキマスターを分解整備しました。 |
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■予想通り、オイルシールが少し柔らかくなっていました。
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■上が新品・下が外した部品です。
■PX-FLは、比較的カバーが破れている車両が多いです。
■カバーだけの部品設定がないので、交換時はピストンごとになります。
■ブレーキマスターを組み上げ、再度ブレーキ・フルード交換しました。フカフカ感解消です。 |
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■新しい部品に交換したマスターです。
■パリッとした仕上がりです。
■レバーとピストン当たり部分を研磨して、グリスアップして組み上げました。 |
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■タンクを外し、ガソリンコック/オイルタンク周りを点検します。
■オイル残量窓がヒビ/割れている場合が多いので、その場合部品交換します。
■フレーム内を清掃・点検します。配線の被服破れ・取り回しを直します。
■ウインカーのプラス線端子を交換します。
■サイドカバーを固定するレバーを外し、バネ調整・グリスアップ後に組み付けます。
■ワイヤーをすべて抜き取ります。
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■アウターホースは当社で製作した物と交換します。
■アウターがフレーム内で遊んでしまうと握りが重くなります。
■それを解消するため、いろいろな長さをテストして出たデーターを使って製作しています。 |
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■フレーム内の整備が終わりました。
■フレームの外側を点検します。
■汚れを綺麗に落とします。
■センタースタンドの取り付け部も一緒に清掃・点検します。
■エンジンとの接合部はサンドペーパーで研磨しバリを取ります。その後、錆止め処理をします。
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■新しいガソリンホース・オイルホースに交換します。
■純正のホースは社外に比べて劣化しにくい素材を使っています。
■交換される方は絶対に純正ホースをお勧めします。 |
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■後ブレーキ・ペダルを外します。
■ブレーキスイッチの接点を研磨・点検し、接点不良の場合交換します。
■稼動部を清掃・グリスアップしてスムーズな動きになるようにします。 |
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■フロントボックスを外し、ウインカーランプの点検とボックス⇔フレームの隙間を調整しました。
■メインキー/ボックス/シートの鍵セットを交換しました。 |
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■バッテリートレーを外します。
■レギュレター/ウインカーリレー/スターターリレーの点検をします。
■ヒューズボックスを点検します。
■端子が緩くなっている場合、交換します。
■新しいバッテリーに交換します。 |
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■レンズ類・電球を点検します。
■今回はウインカーレンズをすべて交換しました。
■純正のレンズは社外に比べ透明です。交換した後はパリッとしますよ。 |
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フロント足回り/配線/ワイヤー類/タンク類/フレーム内外の点検整備が完了です。 |
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■いよいよエンジンの整備です。
■エンジンを作業台に固定し、分解開始です。 |
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■フライホイールを特殊工具で外します。
■シリンダー/ピストン/クラッチの順で分解します。 |
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■ピストンリングの張力が抜けています。 |
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■エンジンを2分割にした所です。 |
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■ギヤースパイダーの角が丸く減っています。 |
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■ギヤーを分解します。
■スパイダーの当たり面を点検します。
■今回は3速ギヤーが減っていたので交換しました。
■ギヤーシムの厚みも点検します。今回はノーマルサイズの新品と交換しました。 |
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■カウンターシャフトの点検をします。
■カウンターギヤー内に入ってるスプリングが折れている場合があります。
■その場合、分解してスプリングとプレートを交換します。
■今回は折れていなかったので、センターベアリングを交換しました。 |
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■クランクケースと部品を洗浄します。
■洗浄はすべて手仕事です。
■洗い油・ブラシ・鉄ヘラだけです。洗いながらクランクケースの状態や不具合があった場合の痕跡を確認します。
■実はとても大切な作業なんです。 |
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■洗う前のクランクケースです。 |
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■洗い終わったクランクケースです。
■洗いながらケースのヒビやオイルシール/ベアリングの当たり面を点検します。
■もちろん、外した部品も洗いながら磨耗や変形がないか確認します。 |
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■組み立て開始します。
■今回はコンロットの遊びが多かったので新しい部品に交換します。
■左右のベアリング/オイルシールを交換します。 |
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■クランクを特殊工具を使って引き込みします。 |
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■カウンターシャフト/オイル・ミキサーギヤー等を組み込みします。 |
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■新しいスパイダー/スパイダーシャフトに交換します。
■スパイダーシャフトの末端は必ずポンチ等で広げてください。
■FLになってからシャフトの緩みが原因でエンジントラブルを起こしているベスパが多いです。
■社外のシャフトは広げるための凹がないので、純正のシャフトをお勧めします。 |
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■クラッチ板を交換します。
■社外のクラッチ板は純正に比べコルクが厚くなっています。
■そのため、クラッチが完全に切れず、ギヤーの入りが悪かったり、クラッチを握っても前に動いてしまいます。
■クラッチ板は純正の物をお勧めします。 |
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■クラッチ・ユニットを規定値締め付けます。
■締め過ぎたり、緩すぎるとスペーサーギヤーが割れたり変磨耗します。 |
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■後ブレーキレバーやキックギヤー/クラッチカバー内のO-リングをすべて交換します。 |
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■ブレーキシューを交換します。
■純正はピンが通る穴の成形がきれいで、取付けた後もガタがありません。
■価格も社外とあまり変わらないので、純正をお勧めします。 |
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■今回はピストンリングを交換しました。
■シリンダー内はホーニング加工しました。 |
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■電装の要である、バックプレートです。
■コイルの抵抗値を点検します。
■配線の被服が破れている場合や銅線が腐食している場合、配線を引き直しします。
■コネクター端子を交換します。 |
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■フレームにエンジンを載せた状態です。
■今回はデバイスも交換しました。 |
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■マフラーを交換しました。 |
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■すべての組み込みが完了しました。
■ミッションオイル(AGIP)を入れてエンジン始動です。
■試運転をしながらキャブレターやワイヤーの微調整を行います。
■ライトの光軸を調整などを行います。
●お客様に納車する際、作業風景を撮影したデーターと交換部品をお渡しします。 |